
金融業界の専門紙、ニッキン。
実はベンダー企業でお仕事をする皆さまにもご愛読いただいております。
どんな方が、どんな時に、どんな風にニッキンを読んでいるのでしょうか。お話を聞いてみました。
今回お話を伺った方
株式会社ダイナトレック
取締役 佐伯 卓也さん
データ統合活用基盤を主軸サービスに展開するダイナトレック。複数の情報系システムに分散するデータを仮想的に連携させ、業務に必要な情報を一つの画面で確認できる「DYNATREK」は、横浜銀行を始めとする約30行の地銀に導入されています。
そんなダイナトレックで取締役をしているのが、今回お話を伺う佐伯 卓也さんです。
佐伯さんは普段、経営企画担当として営業活動の統括やマネジメントを行っており、時にはユーザー同士の交流会「地方銀行ユーザー会議」を企画・実行しています。
銀行の現場担当者から役員まで、日々幅広い役職の方々と会っている佐伯さん。ニッキンはどのようにお役に立っているのでしょうか?

「とりあえず、これ読んで」
「ニッキンは、ダイナトレックに入社した2009年から読んでいます。『とりあえずこれを読んで勉強しなさい』と当時の役員に言われ新聞を渡されたのが、ニッキン購読のきっかけでした。」
「金融界に関することはニッキンを読むのが常識」という暗黙知を役員から感じたという佐伯さん。その背景には、ニッキンが金融機関の多くの方に読まれている状況があるようです。
実際に「銀行の方も読んでいる」と実感することは多いそう。
「銀行の方は、特に自行の記事などをクリッピングして共有されていたりしますね。
他にも営業部門の方であれば、他行の営業施策についての記事をクリッピングしていたりとか。
弊社の取引先の銀行がニッキンに出ていたりすると、『記事に出ていましたね』って必ずお話に出しますし、『過去にこういう記事が出ていましたね』って打ち合わせでお話することもあります。
他にも課題感について述べているような記事があれば、アポを取った時にその内容について触れるというようなこともあります。」
またニッキンを法人契約する同社では、営業担当者は紙面に目を通すことが習慣化しているそうです。事務所内にニッキンを置いて、重要な記事には付箋を貼って回し読みすることも。「ニッキンを通したコミュニケーションがあります」と佐伯さんは語ります。
ここがいいぞ!ニッキン
ニッキンを10年以上購読する佐伯さん。一体、どんなところに魅力を感じているのでしょうか。
「ニッキンは解説が細かく書かれているので、金融以外の人間にも理解しやすいと感じます。特に深掘りする特集記事などは上手くまとまっているのに加えて図版が入っていたりして、分かりやすいですね。」
「内容や用語があまりに専門的すぎると、ちょっとハードルが高いかも」とも佐伯さんは語ります。"専門的な内容"と"分かりやすさ"が両立している点が、他の金融専門メディアと比較したときのニッキンの良さ。そんなニッキンの”ちょうど良さ”を評価していただけました。
また、記者と取材対象者との"距離感"にも注目しています。
「金融機関の方も、ニッキンさんだから話をされているんだろうな、ということを感じます。難しいことを話して理解されなかったら悲しいでしょうし、ミスリードしてもいけないですし。そのあたりは"専門紙の専門記者さんが書いてくれる"という信頼や信用があるんだと思います。」
紙面を読む時は全体に満遍なく目を通すという佐伯さん。
そんな中で特に読んでいる記事について伺いました。
「インタビュー記事など、金融機関の方の素顔を伝えるような内容から勉強できることは多いですね。金融機関の方がこういう生活をしている、と分かるような内容は参考になります。
それから人事異動情報は目を皿のようにして追っています。『この情報を得るためにニッキンを買っている』という方もいると聞くくらいに、大事な情報ですね。」

感じる変化
ダイナトレックに入社した2009年からニッキンを購読する佐伯さんは、読み始めた頃と現在の紙面の内容を比べて変化を感じています。
「10年前と比較すると、デジタル関係の記事が増えましたね。かつてはIT面などの限られた部分でしか"デジタル"という言葉自体を目にしませんでした。最近の記事で、各行の施策名などにそういう言葉がバン!と入っていたりするのを見ると、データを扱うサービスを提供している我々としてはありがたいと思っています。
我々は縁の下の力持ち。金融機関さんの中で主役になることは当然ながらそう無いことですが、こうやって新聞の中で取り上げてもらうことで脚光を浴びられるのは、ありがたいですね。」
デジタル関連の記事が増加し、自社業務と金融界の相関性が高まるのを感じる佐伯さん。さらに変化を感じるポイントがあるそう。
「地方の活性化については、10年前からそういった内容はありましたが、より具体的な施策の話が出るようになったなと感じます。金融機関の方の関心が深まっているということを非常に感じますね。」
また、今後のニッキンに期待することについても伺いました。
「よりインタビューを深掘りしていくような記事があるといいですね。
例えば、現場のDX担当などにフォーカスするような。各地銀さんごとにそれぞれDXにすごく力を入れていて、デジタルに親しみのある若手の方が担当されていたりします。
弊社も千葉銀行さんからの出向を受け入れているんですが、その方も大変活躍してくださっています。銀行さんのルールを理解していますし、その上で他行さんの活用事例を見て自行にどうやって活かせるかなど、非常に意欲的に取り組んでいます。そういう面白い若手の方にフォーカスしたDXの記事などが出ると面白いですね。」
(聞き手=日本金融通信社・平 早苗)
株式会社ダイナトレック
1999年設立。情報統合活用ツール「DYNATREK」を主軸のサービスとして提供。 「融資」「顧客情報」「預かり資産」など複数の情報系システムに分散するデータを仮想的につなげることで、業務に必要な情報を一覧で確認可能に。
2023年現在、地銀約30行で導入が進む。







